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NAKASHIMA MIYAMOTO ATOORNEYS AT LAW
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to be a Rock and not to Roll 宮本 督
弁護士さんと依頼者さんと
 私、弁護士をしていまして、当たり前ですが、私自身のお客様といいますか、依頼者様がいて下さいまして、もちろん、いろいろな方がいらっしゃいます。それで、こういう公式見解というのも面白味がなくていかがなものかとも存じますが、私って、結構、依頼者の方々に恵まれていると言いますか、何だかそんな感じで、感謝感謝、ほんと多謝です。もちろん、依頼者の方々が、100%、私の仕事に満足しているわけではないことは重々承知しておりますが、私の仕事だって、これからお話しすることに比べれば、かなりマシではないかと思っています。
 と言いますのは、私、第二東京弁護士会というところで、紛議調停委員というのをやっています。弁護士と依頼者との間で、事件処理や報酬等々について紛争が生じたときには、弁護士会で調停をすることができるのですが、その調停をまとめる委員のことです。調停にかかっている事件の中身とかをお話しすることはできませんが、もう2年間くらいやっていまして、呆れ返る事件とか、たくさんあります。びっくりします。
 私は、弁護士さんなもので、どちらかと言うと、弁護士としての目線で事件を見てしまうことがあるのかも知れませんが、多くの事件は、申立をされた弁護士さんにとって気の毒としか思えないのが実際です。典型的なのは、「実刑判決を受けたのは弁護士のせいだ。慰謝料払え。」とかいうようなやつ。もちろん、弁護士さんがミスって、有罪になったり実刑になっていたらともかく、とてもとてもそんなんじゃない事件について申立はされています。
 でも、弁護士の私から見ても、弁護士に対してまったく同情できない事件というものも少なくありません。そして、その中には、サービス業という認識が薄いのではないかとか、法改正とか判例の研究とか真面目にやっていないのではないかとか、そーゆーレベルではなく、こいつ本当に弁護士なのか?、本当に司法試験とか受けた(「受かった」ではない。)ことあるのか?、というレベルのオッサンが現にいて、そーゆー想像を絶するオッサンとかに限って、もちろん、調停の席で、「ワシのやったことは間違ってなかった」なんてでっかい声でノタマワくわけで、私も、怒りをとおり超してアワレをもよおし、ため息だって100発や200発じゃ足りないということになるわけでございます。
 最近、司法改革について、いろいろなことが言われていますが、こういう草の根のところについては、何も論じられていないままでして、新しい制度が次々に導入されることは大変結構ですが、選手の交代はないということについて、少し危機感があってもいいのではないかと、そんなことを思う、このエッセイの執筆締切日を大幅に過ぎた今日この頃でございます。
(2005.2.28)
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