銀座数寄屋通り法律事務所[旧 中島・宮本・溝口法律事務所] >HOME

弁護士 宮本 督

エッセイ:
to be a Rock and not to Roll

2018.11.26

納豆卵かけご飯(NTKG)

 世間の皆様は、弁護士の昼食についてどのようなイメージをお持ちだろうか。もしかして、景色のいいレストランで、クライアント企業と、ワインとかコース料理とかを楽しんでるなんて思っている人はいませんか?
 いるわけないか。んで、もちろんそんなはずもない。顧客との会食が昼に入ることもないわけではないけれど、月に1度か2度だ。私のいつものお昼は、自宅から持参した冷凍ご飯を事務所にある電子レンジで温めて、やはり持参した納豆と生卵をかけて、一人で、仕事をしながらデスクでかきこむだけ。納豆卵かけご飯。略して「NTKG」。卵は割れないように運べるケースを購入し、醤油は市販の納豆のたれと混ぜたものを事務所の冷蔵庫に用意してって感じで、食事の準備に時間をかけないための工夫にも余念がない。
 栄養は足りないかもしれないけど(ちなみに、別途、野菜ジュースを飲んでます。通販サイトで買って事務所に常備。)、朝に手の込んだ弁当を用意する暇なんてないし、毎日、コンビニのレジの行列に並ぶ気はしない。かと言って、外食は時間がもったいない。外食って、仮に一人でも、意外に時間がかかるんですよね。私にとって、昼食というのは、空腹を満たすことが唯一の目的で、それ以上、それ以外のものではない。もちろん、食事に際しては、料理や食材そのものを楽しむこともしたいし、誰かと食卓をともにしながらのコミュニケーションも大事と思うけど、それらは主に夕飯でやればいい。それに、仕事をしている人が誰かと昼食を食べるとなると、多くの人は職場の人と一緒ってことになりがちと思うけど、いつも顔を合わせている上司やら同僚やら部下やらと、毎日、昼間の数十分間をつぶす必要はない。
 というわけで、昼食は、仕事をしながら、自席で、さっさと済ませるのが効率的。お勤めの人と違って、弁護士って自営業者なもので、休み時間を取らなきゃならないことになってるってわけでもないから当然だ。
 ただ、毎日、同じものを食べて飽きないかと聞かれると返事に困る。ご飯を冷凍する時、コンブや明太子やふりかけやチーズやその他目につくものをいろいろと混ぜたりしてバリエーションができたことにして誤魔化しているけど、正直、飽きている。それでも効率の良さの方を優先してしまうのは、自分の時間を売り物にしているこの職業の性質上、仕方のないことって思うしかないですね。

(追記)

誠に勝手ながら、来年より、年始のご挨拶状の郵送を差し控えさせていただくことに致しました。
皆様におかれましては、どうぞよいお年をお迎え下さい。