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CDを購入して、久しぶりに衝撃を受けた。と言っても、その音楽に、ではない。付属の「解説」があまりにひどいからだ。「ですます調」と「である調」が混在し、主観的な言い回しと客観的な記述が区別なく用いられ、修飾語がいくつも脈絡なく並列されている。この「解説」を読むために、輸入盤との差額数百円を払っていることを考えると、ボーナストラックでもない限り、国内盤を買うべきではないな、とつくづく思う。
インターネットが普及していなかった10年以上前、音楽の情報源といえば、専門誌、ラジオ、「解説」ぐらいだった。ステッカーなどのおまけに興味がほとんどない僕が、安価な輸入盤ではなく、国内盤を購入する動機は、ボーナストラックと「解説」にあった。専門誌やラジオでは語られない、そのバンドや周辺にフォーカスされた情報を、「解説」に期待していたのだ。
しかし、インターネットによる情報発信が当たり前となった結果、「解説」よりも詳細で正確な情報に触れることは容易であり、「解説」を目当てにすることも減り、以前ほど真剣に目を通すことは少なくなった。
それでも、この「解説」はいくらなんでもひどすぎる。
こんな「解説」を書いて恥ずかしくないのか?こんな「解説」を販売して恥ずかしくないのか?僕には到底理解できない。
弁護士の書く準備書面でも、ときにはすてきなものに出会える。依頼者に見せるのが恥ずかしくないのかな?そもそも見せてなかったりして。
さて、今まで購入したCDでもっとも衝撃的だったのは、Impaled Nazareneの2ndアルバム『Ugra Karma』。CDが入っていないというサプライズ。
その『Ugra Karma』、捨て曲があることは否定しないが、Black Metal史に燦然と輝く名盤であることは間違いない。Industrial Cyber
Punk Sado Metalと称し、(当時としては、)暴虐の限りを尽くして突き進むその不快極まりないサウンドは、僕を虜にし、CD再生と同時に心に直接轟音を叩きつけ、何年もの間、僕の目覚ましCDとして、その地位を揺るがすことはなかった。 |