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NAKASHIMA MIYAMOTO ATOORNEYS AT LAW
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Sacrifice
 いつだったか。公判を傍聴していて、被告人が鉄パイプで殴打した理由を悪びれずに説明していた。
  被告人「貸した金を返さなかったからです。」
  検察官「返さないからといって鉄パイプで殴打することが許されると思っているのですか?」
  被告人「金を返さない人間は殺されても仕方がないと思います。」
  これは極端だとしても、そのように考えたくもなる心理は往々にしてあると思う。
  借りた金を返さないなんて詐欺だ、と考えている人は少なからずいる。しかし、結果として返せなかったとしても、将来返せないことがわかっていたのでなければ、詐欺ではなく犯罪行為ではない。
  返済を求めて電話しても、内容証明郵便で請求書を送っても、訴えを提起して請求しても、判決を取得して強制執行をしても、資産がなければ回収はできない。
  資産があっても、回収できるかは別問題。相手の資産がどこにあるか探す必要がある。裁判所での財産開示手続制度はあるが、不開示や嘘があればお手上げ。不開示や嘘は、最大30万円の過料に処されることがあるだけで、強制執行を意に介さない人なら、気にも留めないだろう。
  裁判所による判断結果を実行する能力があるのに実行しない者に対するペナルティーをもっと真剣に考える必要がある。
  話は逸れるが、養育費が支払われないことが見込まれる場合に、児童手当等の公的給付を早く受けるためになりふりかまわず離婚を急ぐ場合がある。弁護士としては現実的で合理的な思考だけど、養育費を支払わない親のつけが国民に回ることは理解に苦しむ。養育費を国が代わりに回収したっていいはずだ。日弁連は、社会保険庁に申し立てさせて国税徴収の方法によることを提言している。
 子ども手当もいいけれど、親の責任を全うさせることも重要なはずだ。
 さらに話は逸れるが、子ども手当について収入制限がされない結果、教育格差が解消されないことが問題だと新聞のコラムが指摘していた。そ、そういう問題なの???
 裁判所が会場の使用を命ずる決定をしたって、無視するホテルはあるし、裁判所が職員の懲戒免職処分の効力停止を決定したって、無視して給与を支払わない市長だっている。現代社会もすごいぞ。
  B級C級thrash metalの再発・復活が続いている。今日あたり、カナダのSacrificeの復活作”The Ones I Condemn“が届くはず。楽しみ楽しみ。来週末はBack Street Boysのコンサート。貴重な経験だ。
(2010.1.29)
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