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弁護士 宮本 督

エッセイ:
to be a Rock and not to Roll

2016.08.29

時間がないとお嘆きの貴兄に

 いろいろ忙しくて、WEBサイトのエッセイの更新まで手が回りませんでした。約1年ぶりになります。お久しぶりです。
 先日、46歳になりました。人生も中盤から後半戦に入り、やり残したことにも手を出したいし、あれもしたいこれもしたいし、その他、何やかんやと雑事も増えてくる年代です。私も含め、時間が足りないと感じる向きは多いのではないでしょうか。
 私も偉そうなことを言える身分ではありませんが、私自身、これまでに、「なぁんだ時間ってあるじゃないか」と思った経験が何回かあり、それを紹介させていただきます。
 まずその1。時間がない方、今すぐ、テレビを止めましょう。何なら、テレビを捨ててしまってもいいかも知れません。私自身、20代の後半から30代にかけての頃、テレビを持っていませんでした。お陰さまで、若手の芸能人もアナウンサーも、ほとんど誰も分かりませんが、何も困ることはありません。ホントに何も困りません。この国のテレビ番組で、視る価値のあるものなど何もないと信じています(視ていないので知りませんが。まあ、昔は、視ていましたので。)。今はテレビを持っていますが、ほとんどDVDのモニターとしてしか利用しておらず、テレビ番組については、録画しないものを視ることはほぼありません。CMを飛ばしたいということより、録画してまで視る必要のあるものしか視ないように心掛けているということです。ちなみに、リオデジャネイロ・オリンピックも、1分も見ませんでした。
 それから、スマホ。手許にあると、ついついメールをチェックして、その後、ネットを見たりしていませんか?私は、仕事の最中は仕方ありませんが、それ以外は、極力、携帯を携帯しないようにしています。自宅で、仕事以外のことをしている間は、スマホが目に入らないようにするため、カバンの中に仕舞っておくようにしています。もちろん、まったくチェックしないわけにはいきませんが、それも数時間に一度程度にしています。
 最後に、お酒。以前は、長時間、お酒を飲んで過ごすことが多く(ほぼ毎晩)、それを避けられないこと・仕方がないことと思っていました。しかし、ちょっと試しに禁酒してみたことがあり、そうしたら、こんなに長い時間をドブに捨てていたのかと気付いた次第です。今は、お酒を再開していますが、接待の会食以外は、1時間から2時間程度で切り上げるようにしていて(できるだけ)、飲み終わったら早めに就寝するようにしています。そうすれば、酔っ払った後の、有意義なことは何もできない時間を短くすることができるからです。そして早起きして、素面で活動再開する方が効率的です。ちなみに、最近は朝4時には起きるようにしています。
 私自身、なかなか実践できていないこともありますが(お酒がそうです)、ひとつだけでも、時間がない方の参考になれば幸いです。ちなみに、経験則的なコツをもう一つだけ言わせていただくと、いつだって大事なのは、精神的なことや観念的なことではなく、具体的で実際的なことです。「テレビを視る時間を減らそう」と心に願うだけでは達成は容易ではありません。そのために、例えば、テレビのリモコンを、ソファやベッドから遠い場所に置くようにするとか、そのような分かり易い小さな一歩から始めてみることをお勧めさせていただきます。