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NAKASHIMA MIYAMOTO ATOORNEYS AT LAW
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to be a Rock and not to Roll 宮本 督
オッサン、英検1級ニ挑戦セリ(其ノ壱)
 私には、留学や海外赴任等の経験はなく、英語は、学生時代に習っただけ。30歳を過ぎたころから、ちょっと勉強してみては、長続きしないというのを繰り返してきていたけれど、数年前から、仕事で、英語を使わざるを得ない事態が増えてきたこともあって、いつか英語をちゃんと勉強し直さないといけないなぁと思いながら、それでも忙しさを理由に先延ばしにしてきていた。一昨年、いろいろと英語で苦労させられたことをきっかけに勉強再開の決意を固くしていたところ、正月休みに出掛けたバンコクからの帰国中の機内で、効率的な英語の勉強の方法として、英検の受験を勧める記事を読み、英検一級にチャレンジしてみることにした。2016年の年頭。「今年の目標」ってやつである。当時45歳。勉強期間は1年間。英検は、年に3回の開催。6月と10月と1月。なので、2017年1月の試験での合格を目指すことに決めた。
 って、決めたのはいいのだが、さて。何をどのくらい勉強しなければならないのかとか、さっぱり分からない。世の中には、英検の他、TOEICとかTOEFLとか、いろいろと英語のテストはあるみたいだけど、私は、学生時代も含め、何一つ、受験した経験がなかった。ただ、結果的に、これはいい方向に作用したかもしれない。TOEICの点数なんて知っていたら、英検も、準一級とか、二級とかから受け始めないとダメって思ったかもしれないから。間もなく50歳になろうとする年寄りには、そんな時間の余裕はないのである。
 というわけで手掛かりがなければ、基本のキに立ち戻る。受験勉強というものは、合格レベルと、現在の自分の力との差を埋めていく作業に他ならない。よって、合格のために何をしたらいいか知るためには、まず、過去問をチェックする。こういうことは、東大や司法試験の受験とも同じ。何と言っても、私は、偏差値秀才のなれの果て。受験にかけてはプロだったのだ。
 でも、見てびっくり。英検は、一次試験(筆記とリスニング)と二次試験(面接形式のスピーキングテスト)に分かれていて、筆記は、単語と熟語の問題が25問。長文読解が5題。英作文が1題なのだが(これで100分間)、この単語が、まずスゴイ。4択問題なのだが、選択肢の単語がどれ一つ、見たことも聞いたこともないというレベル。語彙数としては、1万5000語くらい覚えないといけないらしい。
 長文も、長くて難解なだけじゃなくて、普段、日本語でも読まないような文章を読まされる。私の普段の読書はと言えば(新聞や雑誌を含む)、法律関連を除けば、ビジネス、経済、政治の他、趣味で読む小説や随筆くらいなのだが、英検は甘くない。進化論や医学といった理系コンテンツだけじゃなくて、歴史や心理学や地政学等々といった、幅広い分野から出題される。
 そして、英作文。問題は、例えばこんな感じ。
 “Should democratic nations actively promote the spread of democracy to nondemocratic nations?”(民主主義国家は、非民主主義国家に対し、民主主義を積極的に推奨するべきか?)。これに対する自分自身の考えを、根拠を3つ挙げながら、200語から240語程度の英文で記述しなければならない。この問題は実際に去年の英検で出題されたものだが、日本語ですら、何をどう書けばいいか見当もつかないのが普通だろう。
 100分間の筆記試験の後、休憩時間なしで約30分間のリスニング試験が始まる。後でわかったことだが、これが体力の衰えた老体にはつらいのだ。集中力が続かず、何もかも投げ出したい気分になる。それに放送される録音も、アナウンサーが流暢にはっきり喋ってくれれば、多少速くても何とかなりそうなものだが、イギリス英語かなんだかわからない聞いたことがないような発音で、ぽつぽつぼそぼそ話す男性に対するインタビューを聞かせたりとか、かなり意地悪。
 リスニングの音源も含め、実施機関の「英検協会」のWEBサイトに最近の過去問が掲載されているので、興味のある方は、是非、ご覧下さい。まあ要するに、かなり難しそうなのである。そして二次試験のスピーキングはと言えば、これも、ネットのブログには、アメリカ人と結婚している女性が(すなわち、旦那さんとは毎日英語で会話している)、何回も落ちてしまって、もう絶対に受からないと思ったとか、そんな絶望を誘う記載がいっぱい。これはさすがにマズイと思ったが、まあ、決めたことだから仕方ない。1年間だけ辛抱して頑張ろうかと思い、コツコツと勉強を開始した。
 と、今回は長くなったので、次回に続く。
(2017.5.26)
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